三方原スクエア職員２名　能登半島地震被災地に派遣

2/12-16まで穴水町にある障害者支援施設「石川県精育園」に厚生労働省依頼の応援派遣の介護チームとして被災施設の直接支援を行ってきました。

「石川県精育園」は入所定員１３０人で１１０人程度が入所されている施設です。発災後から断水状態の施設で生活を余儀なくされていました。今後加賀市にある石川県立錦城学園に利用者が移行する予定になってはいますが、支援時はその調整段階にありました。

男性支援者は主に被災した建物内外の破損物品やがれき撤去等、生活再建のためのお手伝いをしました。

女性支援者は、女性スタッフの派遣者が少なかったこともあり、直接的な利用者支援に従事してきました。

鉄筋構造の施設であったものの亀裂や崩落などいたる所に地震の爪痕を感じました。入所されている利用者は障がいが重いがゆえに現実を理解することが難しく、表面的には不安定さは見られない方もおられました。むしろ、職員の方々がご自身も被災されている状況下で働いており大きなストレスを感じられていたと思います。職員の中には、未だ出勤できない方や、やむを得ず震災を機に退職された方もおられたと伺いました。

能登半島地震における報道が減りつつありますが、石川県精育園の現状は１月１日から時が止まった状態です。

まだまだ復興までには長い道のりがかかると思います。引き続き、細く長く石川県の支援を続けていきたいと思います